理工学府の花屋実教授らによる論文が英国王立化学会出版のChemical Communications誌創刊60年間における日本?韓国でのトップ60(60 pioneering historic papers from Japan and South Korea)に選出されました
花屋実教授(現:理事(研究?企画担当)、副学長)、藤沢潤一教授らによる、有機ケイ素色素を用いた色素増感太陽電池の開発研究に関する、英国王立化学会出版のChemical Communications誌に2015年に掲載された論文「Highly-efficient dye-sensitized solar cells with collaborative sensitization by silyl-anchor and carboxy-anchor dyes」が、この度Chemistry Communication創刊60年を記念した、日本と韓国で最も引用された先導的なトップ60論文に選出されました。
この論文が掲載された号の表紙には、研究成果のイメージ図が採用されています。
この研究では、標準的な1sunの照射下で世界最高となる14.3%の太陽光-電気エネルギー変換効率を達成することに成功し、この電池の光電変換効率は、低照度(0.5 sun)下では14.7%に達しました。現在、この論文の被引用数は1600回を超え、この分野において重要なベンチマークとなっています。