在学中の4年間は、毎日が勉強の時間でしたが、今思えば、医者としての、あるいは人間としての、バックグラウンドとなる基礎的な教養の授業をもっと履修してもよかったのかなと思っています。
「英語」ももっと力を入れて勉強すればよかったなと思います。日常の話すことや聞くことに加えて、アカデミック論文を読むことや、書くことにも、重要なことなので。
放射線科を選択したのは、授業で初めてMRIの画像を見て、こんなにも詳細に見えるんだという驚きと、核医学のPET検査で、癌が光って見えることに感動したことからです。恩師の平敷先生にも熱心にご指導いただきました。
自分でできることはそれほど多くはないかもしれないのですが、1日1日の仕事を真面目に取り組んで、信頼される医師でありたいと思っています。
いろいろな症例を見て、自分なりに解釈をまとめ、将来的に改善につなげられるような研究ができれば良いなと思っています。
外に目を向けて踏み出し、積極的にいろいろなことを見て欲しいなと思います。また、何か1つでも、自分が興味ある分野や、得意な分野を頑張って伸ばして、自分の強みを持って欲しいと思います。その強みは、自分の専門分野でも、それ以外の分野でも、ものごとを見る視点として、役に立ち、他の誰かからも注目に値するものとなると思います。