大学院理工学府?博士前期課程2年中島未椰さんがFITヤングリサーチャー賞を受賞しました
2022年9月13日~15日に開催された第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022)において大学院理工学府?電子情報部門の加藤研究室所属 中島未椰さん(当時 修士1年)の発表が、ヤングリサーチャー賞に選ばれ、2023年9月7日にFIT2023開催中に行われた表彰式にて表彰されました。
情報科学技術フォーラムは、一般社団法人電子情報通信学会の情報?システムソサイエティ(ISS)とヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)、および一般社団法人情報処理学会によって、2002年から毎年秋に開催されており、情報科学技術に関する多くの研究発表が行われています。FIT2022 では、543件の発表がありました。中島未椰さんの発表は、FITヤングリサーチャー賞に選ばれた8件の発表のうちの1件でした。
中島未椰さんの発表は、理工学府環境創生部門の斎藤隆泰准教授と情報学部加藤毅教授との共同プロジェクトの成果の一部でした。その研究プロジェクトは、レーザ超音波による非破壊検査において、レーザ超音波の照射によって得られる信号から人工知能を用いて欠陥の有無の自動判定を行うアルゴリズムを開発するというものです。本研究では、このタスクの性質を注意深く観察し、一般物体検出で用いられているアルゴリズムをこのタスクに適するように再設計することで、精度向上を実現しました。その有用性について中島未椰さんの発表は高く評価され、受賞につながりました。
同研究発表で、すでにFIT奨励賞を受賞しており、また、別の研究成果でDEIM2023プレゼンテーション賞も受賞しているので、これで3度目の受賞となります。中島未椰さんは、現在、人工知能に関する研究のさらなる発展に向けて取り組んでおり、ますますの活躍が期待されます。