大学院理工学府 物質?生命理工学教育プログラム 修士課程1年の平森香澄さんが、日本化学会 第14回CSJ化学フェスタ2024にて優秀ポスター発表賞を受賞しました
2024年10月22日から24日に東京で開催された日本化学会主催の第14回CSJ化学フェスタ2024において、物質?生命理工学教育プログラム(分析化学研究室)修士課程1年の平森香澄さんが優秀ポスター発表賞を受賞しました。
受賞演題は『腸上皮モデル細胞株を用いた腸絨毛構造を有するマイクロ腸管モデル開発のための流路形状および培養方法の検討』です。本研究は、新薬開発において動物実験に替わる非臨床試験に役立てるため、マイクロ流体デバイス内部に腸管のモデルを構築することをめざしたものです。小腸のもつ陰窩や絨毛といった微細な構造を再現したマイクロ流体デバイス内で腸上皮のモデル細胞株を培養するときの条件検討を行った研究成果を発表しました。本研究は指導教員である佐藤記一教授と共同で行われたもので、将来的に薬物動態の解析において薬の吸収過程を調べたり、腸疾患過程を解析したりするための実験ツールとして応用されることが期待されます。
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