大学院理工学府 博士前期課程２年邉見貴彦さんがFITヤングリサーチャー賞を受賞しました
2020年８月１日～３日に開催された第19回情報科学技術フォーラム(FIT2020)において大学院理工学府 電子情報?数理教育プログラム2年 加藤研究室所属 邉見貴彦さん（当時 修士1年）の発表が、ヤングリサーチャー賞に選ばれ、２０２１年８月２６日にFIT2021開催中に行われた表彰式にて表彰されました。
情報科学技術フォーラムは、一般社団法人電子情報通信学会の情報?システムソサイエティ（ISS）とヒューマンコミュニケーショングループ（HCG）、および一般社団法人情報処理学会によって、2002年から毎年秋に開催されており、情報科学技術に関する多くの研究発表が行われています。FIT2021 では、３７４件の発表がありました。邉見貴彦さんの発表は、FITヤングリサーチャー賞に選ばれた４件の発表のうちの１件でした。
受賞題目は「深層畳み込みネットワークの初期化アルゴリズム」でした。邉見貴彦さんは、人工知能の学習に必要な数値計算を安定化させるための初期値の設定方法を理論的に導出しました。その新規性、実用性が高く評価され受賞につながりました。
同研究発表で、すでにFIT奨励賞を受賞しており、また、情報処理学会第83回全国大会学生奨励賞も受賞しているので、これで３度目の受賞となります。邉見貴彦さんは、現在、人工知能に関する研究のさらなる発展に向けて取り組んでおり、ますますの活躍が期待されます。
ヤングリサーチャー賞および情報処理学会第83回全国大会学生奨励賞の賞状を持った邉見貴彦さん