大学院理工学府 博士前期課程2年?連携講座(量子科学技術研究開発機構)の上野美穂さんが、日本放射線化学会「第64回放射線化学討論会」において、優秀賞を受賞しました
2021年9月6日(月)から3日間オンラインで開催された日本放射線化学会「第64回放射線化学討論会」において、大学院理工学府 博士前期課程2年?連携講座(量子科学技術研究開発機構)の上野美穂さんが、優秀賞を受賞しました。発表題目は「創薬応用を目指した放射線架橋ペプチド粒子の開発:1. 放射線化学反応の解析」です。
同機構では、世界最先端の医療材料の創製を最終目的に、量子ビームの微細加工技術を駆使することで、タンパク質など生体親和性材料の改質?機能化技術の開発を目指しています。
上野さんは、量子ビームによって架橋しやすいアミノ酸を配列させたペプチドを合成し、パルスラジオリシス法による反応性評価、γ線照射によるナノ粒子作製と物性評価を行い、さらに腫瘍細胞への導入を行いました。作製したナノ粒子は、創薬開発のプラットフォームとして応用が期待されます。
関連リンク