理工学府知能機械創製理工学教育プログラム 博士前期課程1年の大堤海翔さんと知能機械創製部門の井上雅博准教授が、マイクロエレクトロニクスショー2021にてアカデミックプラザ賞を受賞しました。
2021年10月27日から10月29日までの日程で東京ビッグサイトにて開催されたマイクロエレクトロニクスショー2021において、知能機械創製理工学教育プログラム博士前期課程1年の大堤海翔さんと知能機械創製部門の井上雅博准教授が行った研究発表に対してアカデミックプラザ賞が授与されました。
今回、大堤さんと井上准教授は「ストレッチャブルPEDOT:PSS薄膜の微細組織制御と電気的特性の向上」と題する研究発表を行いました。この研究では、代表的な導電性高分子であるPEDOT:PSS薄膜中において特定の分子骨格を有する界面活性剤が自己組織化による集合構造を形成することを見出し、その現象を利用することで薄膜の機械的特性と電気伝導率を同時に向上させることに成功しました。この微細組織制御を行った薄膜は伸縮性を有しており、繰返し引張試験中の電気抵抗変動も小さいことが明らかになりました。
今後、フレキシブル電子デバイスへの応用を目指した基礎研究を進めると同時に産業界との連携を深めていきたいとのことです。
関連リンク
- マイクロエレクトロニクスショー2021アカデミックプラザ賞
- 理工学部?大学院理工学府「知能機械創製理工学教育プログラム 博士前期課程1年の大堤海翔さんと知能機械創製部門の井上雅博准教授が、マイクロエレクトロニクスショー2021にてアカデミックプラザ賞を受賞しました。」