iGEM群馬大学チームが、合成生物学の国際大会iGEM2021 において、銀メダルを受賞!
2021年11月4日~14日にオンライン開催されたiGEM 2021(フランス?パリ大会)において、理工学部?医学部混成チームiGEM Gunmaが「銀メダル」を受賞しました!
本件のポイント
- iGEM(International Genetically Engineered Machine competition)とは、世界規模で行われる合成生物学の国際大会(2004年初開催)
- iGEM2021には世界各国から352チーム、日本からは群馬大学を含む10チームが参加(全参加人数は、学生、指導教員らをすべて含めて約7,300名)
- 群馬大学は2019年に初参加して銅メダルを獲得、今回は、全く新しいメンバーからなる理工学部(5人)と医学部(5人)の2年生チームによるゼロからの参加(日本では、おそらく最年少チーム)
- テーマは、「群馬の温泉?を微生物の力でより安全に!」
- 実際に群馬県の温泉施設を訪れ、現場の問題点を調査するだけでなく、提供された温泉水を使って実験に挑戦
本件の概要
大会では、主に大学生主体のチームがBioBrick(バイオブリック)と呼ばれる規格化された遺伝子パーツを作製?組み合わせることにより、ユニークな遺伝子組換え生物の設計?構築を行い、その機能性、有用性そして独創性を競います。
各チームは、ホームページ(wiki)にその成果(実験結果)を詳細に記述するだけでなく、遺伝子組換えに関する安全性への配慮などの記述も求められます。審査日には、膨大な内容を20分間のプレゼンテーションにまとめて発表し、6名の審査員と質疑?応答が行われ、厳しくその内容?成果を審査されます。
今年度のiGEM Gunmaでは、群馬県が日本だけなく世界に誇る「温泉」に着目し、温泉施設でさまざまな問題の原因となっている「バイオフィルム」を効率よく分解する大腸菌のデザインおよび作製を致しました。今回、その成果が評価され、混成2年生チームながら「銀メダル」を見事受賞しました(指導教員:行木信一(理工)、平川秀忠(医))。
本活動は、群馬大学グローバルフロンティアリーダー(GFL)育成プログラムの支援を受けています。