小児用超小型人工心臓の研究?開発について、山本一太群馬県知事と合同記者会見を実施しました
2021年12月10日(金)に、山本一太群馬県知事と合同記者会見を行い、大学院理工学府栗田伸幸准教授が小児用超小型人工心臓の研究?開発について説明しました。
この研究は、栗田准教授が中心となり、超小型磁気浮上モータを用いた、長期間使用できる耐久性の優れた小児用の体内埋込型人工心臓の開発を目指すものです。
心不全など、薬での治療も難しい重度の循環器の患者さんの命を救うためには心臓移植が有効ですが、ドナーが見つかり移植できるまでには、平均4年間と多くの時間が必要です。特に、小児の心臓移植はドナーが少ないため、移植を待つ時間も長くなります。しかし、小児用人工心臓は企業による事業化が困難であるため、開発が遅れています。
群馬大学は、小児用の超小型人工心臓の部品及び試作機を製作し、将来的な実用化に向けたノウハウの確立を、クラウドファンディングを活用し、群馬県にご協力をいただきながら、進めていきます。
合同記者会見の様子
クラウドファンディングについて
本研究を進めるため、2021年10月18日~2021年12月16日までの期間、クラウドファンディングを活用し、資金調達を行っています。当初目標の700万円は9日で達成し、現在は、ネクストゴールの3000万円に向け寄附を募っています。
ご支援の状況からも、県内外の多くの人から、本研究が非常に期待されていることが伺えます。