理工学部環境創生理工学科4年の福島輝宙さんが、「第49回 土木学会関東支部技術研究発表会」において「優秀発表者賞」を受賞しました
2022年3月に行われた、「第49回 土木学会関東支部技術研究発表会」において、環境創生部門?構造研究室(斎藤研究室)所属の福島輝宙さんが「優秀発表者賞」を受賞しました。
福島さんの発表タイトルは「Recurrent Neural Networkを用いたCFRP中の欠陥の自動検出方法の検討」であり、炭素繊維強化プラスチック(CFRP: Carbon Fiber Reinforced Plastics)中の欠陥をレーザ超音波可視化試験(LUVT: Laser Ultrasonic Visualization Testing)で自動的に検出するために、RNN(Recurrent Neural Network)を用いたAIのプロトタイプを作成したものになっています。
これらの研究は、近年、産業界への応用が進んでいるCFRP中の欠陥検出の自動化、高速化に役立つことが期待されます。これまでに機械学習を非破壊検査に用いた研究では、等方性材料が対象であり、CFRPのような複雑な音響異方性材料に対して欠陥検出手法を開発した例は少ないのが現状です。また、非破壊検査に用いられてきた機械学習手法は、CNNが殆どであり、RNNを用いた例は殆どありませんでした。
福島さんは指導教員である斎藤隆泰准教授の指導の下、機械学習手法としてRNNを使用し、CFRPに対する疑似LUVT画像中の欠陥検出手法の開発を行いました。今後は、ノイズ等を含んだ実際のLUVT画像に対してRNNを実行し、欠陥の有無の判定ができるか否かを検討する予定とのことです。
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