情報学部の柴田博仁教授のコメントが読売新聞 (静岡版) に掲載されました
2022年7月2日発行の読売新聞朝刊 (静岡版) 27面に「デジタル教科書 拡大」という記事が掲載され、その中で情報学部の柴田教授が教育現場でのデジタル機器の使い方についてコメントされました。
記事は静岡県内でのデジタル教科書の活用事例を記者が取材して報告したものです。現場の教師からは、画面上の写真に書き込みができること、教材のコピー配布が不要になったなどのデジタル教科書の利点とともに、デジタル端末では児童の集中力が続きにくいという問題点も報告されています。また、デジタル教科書の本格導入に向けて、現場ではネットワークのトラブルやICTの相談窓口の設置への不安も指摘されています。
期待と戸惑いが交錯するデジタル教科書について、記事の最期で柴田教授が「電子媒体は、音声や動画といった表現の幅が広がる一方、複数の情報を比較しづらく、複雑な端末の操作が思考を妨げるなどの懸念点がある。学習効果を議論した上で、紙とデジタル双方の利点を生かして使い分けるべきだ」とコメントしています。