【プレスリリース】非喫煙者に多く発生するEGFR 変異を持つ肺がん 遺伝子の個人差の積み重ねが危険因子となることを証明
本学大学院医学系研究科は、国立研究開発法人国立がん研究センターを中心とする全国11施設からなる研究グループとの共同研究により、「EGFR」という遺伝子の変異を原因として発生する肺腺がんの発生の危険要因を調査した結果、EGFR 変異を持つ肺腺がんの方が、EGFR 変異を持たない肺腺がんと比べて、「遺伝子多型」と呼ばれる遺伝子の個人差の積み重ねの影響をより強く受けて発症することを明らかにしました。
本研究成果は、2024 年11 月22 日付で、国際学術誌「Journal of Thoracic Oncology」に掲載されました。
今回の研究成果は、遺伝子情報からEGFR 変異陽性の肺がんに罹りやすい人を予測?検診により早期発見できる可能性があり、タバコを吸わない方の肺がんの予防および早期発見に役立つと期待されます。
本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)革新的がん医療実用化研究事業(JP15ck0106096)?オーダーメイド医療実現化プロジェクト(バイオバンク?ジャパン)、国立がん研究センターバイオバンク、多目的コホート研究(JPHC 研究:国立がん研究センター研究開発費23-A-31[特],26-A-2, 29-A-4, and 2020-J-4)などの支援を受け行われました。
また、今回の研究に試料提供を頂きました肺がん患者さん、がんに罹られていない協力者の皆様に深く感謝いたします。
プレスリリース
非喫煙者に多く発生するEGFR 変異を持つ肺がん遺伝子の個人差の積み重ねが危険因子となることを証明
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