日時 | 2022年5月16日(月)11:00~ |
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会場 | 刀水クラブ(群馬県庁3階) |
発表事項
群馬大学医学部附属病院で医療事故が判明した2014年6月以降、みなさまからのご心配の声やご指摘をいただき、病院として様々な改善や改革に取り組んでまいりました。
ご迷惑をおかけしました患者様はじめご遺族に対しまして、深くお詫び申し上げますとともに、改めまして心から患者様のご冥福をお祈りいたします。
また、2016年7月30日には、「第三者による医療事故調査委員会」からの「調査報告書」や再発防止に向けた「提言」が、8月2日には、「病院改革委員会」からの「最終提言」をいただきました。
これらを受け、2016年11月1日には、「群馬大学医学部附属病院:改革への取り組み」及び「改革工程表」として、公表させていただき、これに基づき、改革に取り組んできた結果、こうした取組をご評価いただき、厚生労働大臣から2019年4月1日付けで特定機能病院の名称使用に係る承認をいただきました。
これら取組のひとつとして、外科の診療科を臓器別に再編?統合し、2015年に肝胆膵外科を発足させました。
同診療科では、安全な医療の提供に向けた取組を、段階を踏んで進めており、このたび、新たな低侵襲肝膵切除術を提供することが可能となりました。同診療科の発足後の歩みと低侵襲肝膵切除術について、プレスリリースするものです。
群馬大学医学部附属病院肝胆膵外科における腹腔鏡下肝切除の適応拡大と腹腔鏡下膵体尾部切除の導入について
発表者
- 群馬大学医学部附属病院病院長? 齋藤? 繁
- 群馬大学医学部附属病院副病院長?外科診療センター長?肝胆膵外科教授 調? 憲
本件のポイント
- 群馬大学医学部附属病院外科診療センター肝胆膵外科において日本肝胆膵外科学会の高難度手術が安全に施行され、高度技能専門医の修練施設として再認定された。
- 腹腔鏡下肝切除の適応拡大のために当該資格の取得(日本内視鏡外科学会技術認定(肝))、病院見学や指導者とのカダバー研修準備の上、病院全体の倫理委員会などで承認され、適応が拡大された。
- 難度の高い腹腔鏡下肝切除が導入、安全に施行されている。同様のステップを経て腹腔鏡下膵体尾部切除も導入、安全に施行されている。
本件の概要
群馬大学医学部附属病院外科診療センター肝胆膵外科において日本肝胆膵外科学会の高難度手術が安全に施行され、高度技能専門医の修練施設として再認定された。その上で腹腔鏡下肝切除の適応拡大のために当該資格の取得(日本内視鏡外科学会技術認定(肝))、病院見学や指導者とのカダバー研修準備の上、病院の手続きを経て承認され、適応が拡大された。難度の高い腹腔鏡下肝切除が導入、安全に施行されている。同様のステップを経て腹腔鏡下膵体尾部切除も導入、安全に施行されている。これらの手術は病院全体の安全管理体制の中で安全性を確認しながら行われている。
群馬県下ではほとんど行われていないと考えられる腹腔鏡下亜区域以上の肝切除や完全腹腔鏡下膵体尾部切除が安全に施行され、低侵襲(体に負担の小さい)の肝膵切除手術が群馬県民に提供可能となった。
詳細
詳細はプレスリリースをご覧ください。
群馬大学医学部附属病院肝胆膵外科における腹腔鏡下肝切除の適応拡大と腹腔鏡下膵体尾部切除の導入について
本件に関するお問合せ先
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群馬大学昭和地区事務部総務課
TEL:070-7594-5570 / 027-220-7895(法規?広報係)
FAX:027-220-7720
E-MAIL:m-koho◎ml.gunma-u.ac.jp