社会貢献ができる
医療者になるために
日々研鑽を積んでいます医学部 医学科
中島 拓海 さん
学生が意見や要望を出し、それをきちんと聞いてくれる
お互いの信頼関係がある大学
中学生の頃、漠然と医師を目指そうと思っていた時には、実家から近い国公立で医学部がある群馬大学を既に意識していました。地元のクリニックや病院にも群馬大学医学部出身の医師が多かったため、自分も群馬大学で学んで医師になり、医師不足ワースト1位と言われる埼玉県の医療を支えたいと思うようになりました。
群馬大学は名実ともに地域医療の中核として機能していて、情報共有など地域の開業医や地域住民からも信頼されているという印象でした。群馬大学の存在があることで、群馬県の医療は本当に充実していると思います。
実際に入学してみて、新しい時代に向けた改革のための努力や未来を見据えている校風、気運を感じます。その一つとして、他大学と比べて学生自治が活発なことがあると思います。学生と教職員との間に信頼関係があり、風通しが良いので学生の要望が通りやすいです。例えば図書館の24時間利用やカリキュラムの改善も学生の意見から実現していますし、ハード面、ソフト面ともに学生が学びやすいような環境を積極的に整えてもらっています。
また、医療安全にかかわる講義を体系的に目に見える形で時間をかけて学べるように構築していて、全国の医学部の中でも最も力を入れた学修体制が整っているのではないでしょうか。
のびのびと学べる環境で実習や進路決定も安心できます
医学科では医師免許取得を目指して基礎医学、臨床医学などを学修します。私は今5年生で、必修の臨床実習の最中です。この実習では4年生までの座学を下敷きに、約1年かけて医学部附属病院の36の診療科を回り、実際に診察や診療補助などをさせていただきながら医師として必要となる知識や技能を学びます。実臨床の場は刺激の連続でとてもお腹の減る毎日ですが、貴重な勉強の機会をくださっている患者さんに感謝し、最大限の知識を吸収できるよう日々精進しています。長い臨床実習の折返し地点に来ましたが、ここまであっという間でしたので、残りの実習も群大に入学したときの初心を忘れずに取り組んでいきたいと思います。
自分は将来、大学病院のような大きな病院よりも地域のクリニックや診療所などで内科を中心に多くの方がかかる症例などを診ていきたいと考えています。元々あった興味に加えて、各診療科の実習経験から、内科の先生のお話などを伺ううち、自分に向いていると思う科を見つけられました。群馬大学医学科の先生方は、人として尊敬できる、素晴らしい先生ばかりです。群大生として、医学科生として思いきりキャンパスライフを楽しみ、学んで欲しいと思います。
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