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卒業生インタビュー卒業生インタビュー

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共同教育学部の先輩に聞く

教育実習?授業実践で得た経験が、
教育現場での実践に活かされている

岩崎 綾乃さんIwasaki Ayano

太田市立城東中学校勤務
教育学部 技術専攻(当時) 2019年度卒業
教育学研究科専門職学位課程 授業実践開発コース 2021年度修了
(群馬県立太田女子高等学校出身)

先生になるために必要なことが詰まったカリキュラム

両親が群馬大学卒であり、母親は現在も教員を続けていることから、小学生の頃から教員になることをイメージしていました。元々工作などが好きだったことに加え、数学の教員免許も取れることから、技術専攻を受験しました。

教育学部の特徴の1つに、小学校、中学校の両方で実習を行うことができる、ということがあげられます。群馬県の教員採用の特徴として、中学校採用でも小学校に配属される(またその逆)場合があります。教育実習で小?中学校の体験をしておくことで、実際に教員になり配属されるときの心の準備ができると思います。私は元々中学校の技術の先生を希望していましたが、教育実習で小学校の体験をしたことで、その楽しさや難しさを感じることができました。今後、小学校に配属された時には、教育実習の経験を少しでも活かしたいと思い、今でも実習日誌を取っておいてあります。

また、教育学部では教科ごとに分かれた専攻があるので、同じ専攻の同期?先輩?後輩とのかかわりも魅力だと思います。専攻で分かれて競う体育祭や、専攻ごとに出店する荒牧祭がとても楽しかったです。先輩?後輩とのかかわりもあり、卒業後も先生として出会うと楽しかった時を思い出し、また頑張ろうと励まされます。

実体験を聞くことで教員に対する理解が深まる

私が進学したのは教職大学院といって本来であれば教員を一度経験した方が入学されるコースです。教員を経験しなくても進学することが可能になりましたので、大学からストレートで教職大学院に進学しました。同学年には、実際に現場を経験した先生方ばかりでしたので、体験談を聞かせていただく際にはとても勉強になりました。また、自分で決めた研究テーマに対して追求した授業実践も印象に残っています。まだ授業経験も少なく、自信がない中で子どもの伸ばしたい力をどのように養うか、授業にどんな工夫をしていくか考えることが大変でした。しかし、授業実践を通して実際に教員になって授業する際に意識したいことなど「次はこうしよう!」というイメージが持てるようになり、教員になる自信を持つことができました。研究は大変でしたが、挑戦してよかったと今でも思います。

就職してから実際に授業を作る際には、大学での授業の経験が多くの場面で活かされています。大学で授業づくりの理論を学んだことで、現場に立った時には、目の前の生徒にどんな能力を身につけてほしいか考えながら、授業の活動や必要な工夫を考えることができます。完璧な授業ができるわけではないですが、少しずつ授業を改善していくために、大学で学んだことが力になっていると思います。群馬大学?教職大学院の6年間を得て教員になったことは私にとっての誇りです。

※この画面の情報は、全て取材した時点のものになります。