情報学部の先輩に聞く
人生の歩む方向性を示してくれた多様な授業
榎 智瑛さんEnoki Chiaki
伊勢崎市役所?収納課勤務
188bet亚洲体育_188bet体育在线-官网|备用网址 情報社会科学科(当時) 2014年度卒業
社会情報学研究科 2016年度修了
(群馬県立太田高等学校出身)
経営学、行政学からプログラミングまで
高校生の時はこれといって学びたいこともはっきりしておらず、ましてや就職に対するイメージももっていませんでした。進学の決め手になった要素は、「さまざ まな知識を学ぶことができる」という評判でした。
入学すると、受けることのできるカリキュラムの多様さに驚きました。自分の場合は、経済学から経営学、行政学、法律学、そしてパソコンを使ったデータ解析やプログラミングの授業を選択して、ワクワクする日々を送れたように思います。とくに客観的なデータに基づいて問題を解決する手法(オペレーションズ?リサーチ)は興味深く、ゼミや大学院でも この手法を使った研究に取り組みました。また、実際の経営者に向けてのプレゼン実習はとても印象に残っています。
大学 3 年から 4 年にかけては大学の「交換留学制度」を利用して 1 年間イタリアで学ぶことができました。ゼミの先生には留学に理解を示していただき、留学先でもテレビ電話でリモート講義をしていただきました。おかげで 4 年間で卒業できたわけですが、先生のきめ細かい指導や協力体制がなければ中途半端な大学生活になっていたかもしれません。
卒業にあたって公務員を目指すことにしましたが、同じ道を目指す仲間が周囲に多かったので切磋琢磨して勉強に取り組める環境でしたし、彼らの姿には刺激を受けました。
公務員を選択した自分にとってのアドバンテージ
就職していざ実務に就くと、「大学で学んだ個々の授業がとても実践的だったんだな」とありがたく思うことが多いです。 情報処理の基礎を学んでいるので、パソコンの使い方からちょっとしたホームページの作成、写真の編集作業などは経験がありました。また、行政の実務では法律に関わることが多いのですが、法律用語に馴染みがあって調べ事をする際に抵抗がありません。
これから行政のなかで自分のキャリアを築いていくわけですが、大学で学んだ「数値に基づいた客観的なデータから最適解を導き出す」という発想を広げていきたいという希望があります。高度情報化社会の現在でも、感覚に頼って意思決定を行うことがあると思います。私たちは、国民市民からの税金を使うわけですから、無駄を省き、より効果的で確実な施策立案を目指していきたいです。
みなさんには学生時代に、物事に壁を作らず多様な知識と経験に触れて欲しいと思います。そこで興味があるテーマが見つかればとことん追究してみてください。きっと日々の生活の充実感も増すに違いありません。
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