「入試」「高大連携」「学生募集広報」を3本柱に
群馬大学では2022年4月、高校対応の拠点となるアドミッションセンターを設立しました。アドミッションセンターは、入学者選抜方法の企画及び立案、入学者選抜の円滑な実施、入学者選抜の改善に係る分析及び調査、入学者選抜に係る情報の適正な管理並びに高大連携及び学生募集広報の推進を図ることを目的として設置された運営組織です。
将来のビジョン
いま世界は、AIやロボットが活躍する新たな時代を迎えています。この流れは今後ますます加速していくことでしょう。AIに負けない人材を育成するには、0から1を生み出すことができる問題発見能力や創造力が必要です。そのためには、多様な考え方、バックグラウンドを持った学生を獲得することが重要となります。
こうした時代背景の中で、アドミッションセンターは高等学校との連携機能をさらに強化し、新しい時代にふさわしい高大連携の実現に向けた大学入学者選抜改革を推進し、優秀な学生の獲得を目指します。
具体的なミッション
アドミッションセンターのミッションは、以下となります。
(1)入学者選抜方法の企画、立案及び改善に関すること。
(2)入学者選抜(大学入学共通テストを含む)実施に係る総括に関すること。
(3)入学者選抜の結果の分析及び評価に関すること。
(4)入学者選抜に係る調査及び研究に関すること。
(5)入学者選抜に係る情報の保護、管理及び開示に関すること。
(6)入学者選抜に係るリスクマネージメントに関すること。
(7)高大連携活動の企画、立案及び実施に関すること。
(8)学生募集広報活動の企画、立案及び実施に関すること。
(1)~(6)の入学者選抜に係る事項について、本学では一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜、私費外国人留学生選抜等、数多くの種類の入学試験を実施してきました。多岐にわたるこうした入学者選抜の実施もさることながら、多様で優秀な学生を獲得するための入試方法の企画?立案?改善もアドミッションセンターの活動内容の中核となります。そのためには学内の各部局との緊密な連携が必要であり、かつ、入学試験運営の全体を見渡す役割も必要になります。また、入学者選抜に係る情報の保護や管理等も必要になります。さらに、入学者選抜の結果の分析をはじめとして、高校と大学の接続の在り方の調査、入学者の入学後の成績等の追跡調査といった研究機関としての機能もこれまで以上に必要になるでしょう。中でも多様な考え方やバックグラウンドを持った学生を迎え入れるための入学者選抜制度の開発?設計はアドミッションセンターにとって大変重要な役割です。
(7)の高大連携活動については、これまでも大学訪問(高校生が本学を訪問し、授業などを受ける)、模擬授業(本学大学の教員が高等学校を訪問し授業などを行う)を実施してきましたが、今後は多様な学生を獲得するため、高等学校等の依頼?要望(高等学校必修科目?探究の時間?の支援など)に対応することにより、高等学校との連携を強化していきます。
(8)の学生募集広報活動については、本学の学部?学科等の中身や各種の入学者選抜の内容について、高校生をはじめとする関係者に周知?広報を図る取り組みも重要です。具体的には、主に高校生対象にはオープンキャンパス(7月~8月)の開催、在学生広報チーム「学生広報大使」によるトークライブや動画配信、高校教員対象には入試説明会(6月)の開催、そして大学案内の制作を行っています。今後は本学で取り組んでいる研究内容も積極的に発信していきます。
アドミッションセンターは、前述した入学者選抜及び高大連携?学生募集広報活動の業務を俯瞰的に捉えて、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)のサイクルを回す機能も担っています。
アドミッションセンター メンバー
- アドミッションセンター長
- アドミッションセンター副センター長(入試方法開発?分析担当)
- アドミッションセンター副センター長(高大連携?学生募集広報担当)
- アドミッション?コーディネータ